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TWEED DRESS OSAKA

Category:Dress Shop & Atelier

Client: TWEED

Location: OSAKA

Floor area: 268m²

Interior design: Yohji Yamanaka,Y.Erina

Flower display:NAKAMURA Hitomi

Construction: SOLOIST INC.

Photographer: NAKAMURA Kazufumi

Date: 2022

​:ニュークラシック

大阪の繊維街である船場に本店を構えるステージドレスブランドTWEED DRESSによる、アトリエを併設したクチュールストアをオープン。

 

豊富なラインアップが故の膨大な商品数をどのように構成するかを課題とし、求めたモノは、ブランドを象徴とするイメージの可視化。

クラシックを模するのでなく、クラシックでありながらモダンであり、独自性のある空間を目指した。

 

限られた展示スペースでありながら、中央部に店舗面積およそ1/3のVPスペースを設け、課題であった商品数の展示を大型のハンガー什器を作成し、挟むように空間ラインを設け、膨大な商品数にて壁の役割を担いVPスペースを一際目打立つような構成とした。

 

売り場のシンボルとも言える中央部を構成するVPスペースは、FRANK LLOYD WRIGHT(フランクロイド・ライト)によるROBIE 1(ロビーワン)を、モールディング装飾をイメージした金物加工によりフレームを形成する事で、クラシカルでありがながらモダンである独自性を表現し、

天井・床・金物フレームの色を同色の特色で仕上げ、金物・木・PBと、色を敢えて合わせる事なく、それぞれが持つ素材の色目をそのまま使用する事とした。

 

アトリエでは、「魅せるアトリエ」をコンセプトに、制作風景を露出する事で、モノづくりへの取り組む姿勢と透明性を間接的に発信する機能を持たせる事を念頭に置きながら、スッタフからの要望として、「外部からの視線はあまり感じたくないが、閉鎖的すぎるのもNG」との意見のバランスを取るべく、通路に面した箇所には単管パイプを設置し、生地サンプルやパターンを吊り下げる事で視認性を下げ、作業ツールとしながらパーテーションの役割を担い、その日の作業でファサードに変化を起こす構成とした。

 

また、各種ミシン台は奥側に配置し、通路に面している側には、裁断等の作業用に大きめの作業テーブルを特注で製作し、動きを感じやすいパフォーマンス的効果を出せる仕様とした。

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